Chain of…　ようやく完結いたしました。
アスキラだけどあんまり二人が絡まない長編話これにて終了です。

種オンリーサイトだった左ノ都から足掛け三年半。
ようやくChainのエピローグを書きあげることができて、感無量です。

もともとこれは、運命の制作が発表されたときに種と運命の空白の時間をどうアスキラで補完しようかとニマニマしながら妄想してた話でした。
その時は種運命放送前でしたので、これとはまったく違うストーリ展開でした。
このchainとの共通点といえば＜アスランの前から失踪してサクラを産む＞と＜シンがサクラのことで考え方を変える＞くらい。
それが運命を視聴するうちに、あそこはアスキラ視点だったらこうしたいな、とか、あれはアスキラだったこう言う感じで展開してほしかったな、とか思い始めました。
運命が放送終了した当時、私は大学生で自由になる時間がものすごくありました。
その暇な時間も手伝って妄想が暴走し、誰かにこの妄想を聞いてほしい！というのが大きくなり、いっちょサイトでもやるか！と左ノ都を始めました。

私がこのお話で一番書きたかったことといえば、二つです。
一つは、何がシンを変えたか。
正直、運命のシンではいったい何が切欠で成長するのかよくわからなかったので、私なりにシンにはこう言う風に成長してほしかったという要望を詰め込んで物語に組み込みました。
そして、二つ目がたぶん誰にもそれなりに色々考えてた。ってことだと思います。
自分でもうまく言えませんが、議長もレイも色々考えて結末迎えたんだぜ！ってことを書きたかったような気がします。
書けてないような気がしますが、とりあえず自分ではそう書いたつもりになってます。

なんかエピローグで、あんだけ大騒ぎしたくせに二人目ってどういうことさ！と思われる方も多いと思うのですが、日進月歩のラクス医療チームがどうにかしたのだと納得いただけると幸いです。
あの子の登場は連載始めた時から名前と一緒に決まってました。

連載中、中々お話が進まなくて、私自身苛々することも多々ありました。
面倒になって途中で投げ出そうとしたこともしょっちゅうでした。
それでも、こうして物語に終止符を打てるのは、ここまでChain　を読んでくださった方々のお陰に他なりません。
半年も間が空いたことがあるChainの完結を最後までお待ちくださり本当にありがとうございます。
完結まで長い目で見守ってくださった皆様には、感謝の言葉もつきません。

いろいろ謎も残っているような気がしますが、Chain ofの本編はこれにて終了です。
番外編で、本当のキラパパやママのことなどもいつか書きたいなとは思っていますが、予定は未定です。

それでは、ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
私的運命捏造話、これにて終幕です。
Chain of…を少しでもお楽しみいただけたなら幸いです。


.June  2009 サキョウ